2010年3月19日金曜日

スニーカーの選択2


FENNIX no. 3114 イタリアントリコロール

3月16日のブログで「何年か前の一時期にスーツにスニーカーを合わせるお洒落が出始めた」と書いたところ、US在住の友人からそれは十数年前の間違いじゃないかとのご指摘をいただきました。
確かに日本でバブルの頃、ニューヨークのアップタウンやサンフランのファイナンシャルディストリクトあたりでは、スーツにスニーカーを履いてオフィスに向かうビジネスマンの姿がありました。
特に女性の間では、スニーカーで通勤し、オフィスでパンプスなどに履き替えることが流行ったりもしました。
しかし、当時はビジネススーツにまるっきりスポーツ系のスニーカーという組合せで、機能重視のお洒落のかけらも感じさせないダサいものでした。
前回のブログ内でご案内したかったのはスポーツ系のものではなく、ちょっとお洒落なハーフビジネスにも使えるスニーカーのことです。

さて、更にその友人からは「何をもってスニーカーと呼ぶのですか。ゴム底だから?」という質問も受けました。
おそらく私のブログを読まれた方の中にも、同様の疑問を持たれた方がいらっしゃるかも知れません。
ある文献によると次のような定義が紹介されていました。

「足を覆う上層部を柔らかい革、または人工素材で覆い、靴底は地面との摩擦を最適に保つためにラバーを使用したもの。」

また、他では次のような説明もありました。

「ゴム底でアッパーが布製の運動靴。広くはスポーツタイプの靴。英語でスニーカーは忍び歩く人の意で、ゴム底を使い足音がしないことからアメリカで命名された。」

歴史的には、1900年代初頭から発売され、1970年代からテニスやバスケットボールに使用されることで流行が加速したスポーツ系を源流とするカジュアル靴ということでした。
しかし、最近ではビジネスシューズでもゴム底で静かに歩けるものがあったり、またスポーツ系とは呼べないお洒落なスニーカーがあったりします。
その定義が難しくなる程、スニーカーの新たな活用の時代に入っているのかも知れません。

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